4K8K放送開始の前に新築の設備は対応しておきましょう!
4K8K放送を家の中のどこでも観れるようにするには、対応した受信機器を使っている事が条件になります。
ではどんなモノが対応していなければならないのでしょう。
① 部屋の中でテレビを接続するためのテレビ端子。
② 家の中にテレビ信号を配る為の分配器。
③ 4K8Kの放送信号をロスなく伝える事ができるテレビ配線。
お住いの住宅テレビ設備が4K8K放送に対応できているのかどうかはご自身では判断は難しいと思います。
アンテナ工事の専門家の診断が必要です。
電波はまだ飛んでいませんから専用の装置を使わないと調査することすら出来ません。
なぜテレビを4K8K対応テレビにしても放送が観れないのか?
それは高い周波数の電波を使い大量のデーターを受信する必要があるため、地上波では送信できないからなのです。
現在4K.8K放送に使用する電波としてはBS放送と同じように、通信衛星を利用して試験放送が行われています。
実際の放送では衛星に電波を打ち上げるため在京のキー局からの放送しか乘らないことになります。
ローカルでの番組は送信されないことになりま すので、地上波と大きく差別化されます。
さて、2020年にはどうでしょう
オリンピックの映像を解像度の高い4K8Kで観れるようにするため現在急ピッチで放送環境が整えられているところです。
2Kテレビ(現在のハイビジョン放送)からその4倍の解像度で綺麗に観れる4Kテレビへ、先行投資となりますがホーム共聴なども設備を更新されることをお勧めします。
では現在の設備と金額はどうなのでしょう? 次回へ続く
4K8K放送対応のテレビをお求めになるなら、この点を押さえておきましょう。
a.スカパーテレビと同じようにテレビに4K8Kアンテナを直結する場合
今までのBS/ 110°CS用アンテナでは受信できません。スカパーと同じく4K8K対応の
新しい衛星アンテナが必用なります。
接続はS5C-FBの衛星放送用同軸線を使用し 1:1 で接続します。
簡単にお安く観ることができます。
b.今までのホーム共聴と同じように家中のテレビコンセントに接続すれば
4K8K放送が視聴できるようにする場合。
テレビと4K8K対応アンテナだけでは不可能です。
事前にホーム共聴設備を4K8K対応品に取り換えた工事をしておく必要があります。
1.UHF/BS/4K8K対応の新型ブースターで増幅することが必要です。
2.テレビコンセントの数だけ分配できる分配器も4K8K対応品が必要になります。
3.各室のテレビコンセントは4K8K対応品でなければ視聴できません。
既設の住宅設備を取り換えることでも対応出来ますが予め調査しておくことをお勧めします
では、なぜここまでしないと4K8K放送は観れないのでしょうか? それは次回に続く。